蛍光灯の2027年問題
2023年11月の『水銀に関する水俣条約 第5回締約国会議』において、 一般照明用の蛍光ランプの製造・輸出入を、2027年までに段階的に廃止することが決定されました。
廃止の時期
蛍光ランプの種類ごとに廃止時期が異なります。(以下、環境庁Webサイトから引用)
- 直管蛍光ランプ 2027年12月31日(※)
- 環形蛍光ランプ 2027年12月31 日(※)
- コンパクト形蛍光ランプ 2026年12月31日
(※)直管蛍光ランプと環形蛍光ランプには一般タイプの「ハロリン酸塩系」蛍光ランプとプレミアムタイプの「三波長系」蛍光ランプとの二種類があり、互換性があります。後者の方が高効率でより明るい仕様です。「ハロリン酸塩系」が2026年末、「三波長系」が2027年末に、製造・輸出入が廃止されます
急がれるLED照明への移行
蛍光灯の使用や売買が禁止されるわけではないので、しばらくは市場にある蛍光灯も流通することになりますが、今後は発行ダイオード(LED)照明への移行が急がれます。
高付加価値の新しいLED照明の開発が求められると同時に、製造におけるコスト改善や生産性向上も求めれるようになりました。照明器具における電子端子もそのひとつです。
はんだ付けが不要なプレスフィット端子
はんだ付けが不要なプレスフィット端子は「バネ弾性力がある端子」をプリント基板に直接圧入することで、電気的な接続と機械的な保持を同時に実現します。
この技術により、製造工程が簡略化され、コスト改善と生産性向上が可能となります。
さらに、鉛不使用で省エネ・環境対策にも貢献します。
プレスフィット端子の特徴
はんだ付け不要
バネ弾性力のある端子をプリント基板に直接圧入することで、はんだ付けが不要になります
コスト改善
製造工程の簡略化により、コスト削減が実現します
生産性向上
はんだ付け工程が不要になるため、生産性が向上します
鉛不使用
環境に配慮し、鉛を使用しないことで、環境負荷を軽減します
省エネ
はんだ付けに必要な熱源が不要となり、省エネに貢献します
プレスフィットの端子形状
スルーホールφ0.3mmに挿入可能なプレスフィット端子
株式会社鈴木ではスルーホール径φ0.5mmに挿入するプレスフィット端子をお客様のニーズに合わせ量産しております。
これを更に縮小したφ0.3mmに挿入可能なプレスフィット端子を実現しました。
製造工程の簡略化でコスト削減、生産性向上
電子部品をプリント基板に実装するはんだ付けでは、フロー・リフローいずれの方式でも複数の工程を経るので、そのための設備や熱源が必要です。
プレスフィット端子は圧入による接続なので、はんだ付けに必要な工程が省け、そのための設備や熱源が不要になります。
はんだ接続とプレスフィットの工程比較
鈴木のものづくり
私たちのプレスフィット端子は環境に配慮しながらも高品質で低コスト、迅速な対応を実現するために開発されました。私たちは、持続可能な開発に貢献し、地球環境への配慮を示す製品を提供することを使命としています。
プレスフィット端子の開発には、最新のテクノロジーとイノベーションを駆使し、エレクトロニクス業界の未来を見据えた製品づくりを行っています。私たちはファウンドリメーカーとして一貫生産体制を確立し、高品質・低コスト・迅速対応を実現することで、お客様のニーズに応えます。
コネクタ用端子の生産技術・量産に関する課題をサポートし、高品質・安定供給の生産力を提供します。ぜひ、株式会社鈴木のプレスフィット端子をご活用ください。
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